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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058FI

有価証券報告書抜粋 株式会社 ミスミグループ本社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減はあったものの、政府主導の経済政策や日本銀行の金融政策による円安や株高の影響もあり、企業収益改善の動きが見られるなど全般的には緩やかな回復基調で推移しました。米国では個人消費や設備投資の増加もあり、景気の着実な回復が見られました。欧州では政府債務問題等の懸念材料はあるものの、景気持ち直しの動きが続きました。中国では景気の拡大テンポは緩やかになりました。アセアン地域は一部に下げ止まりの兆しが見られるものの、総じて景気減速が続きました。
このような環境において当社グループは、高品質・低価格・短納期を追求するとともに高い納期遵守率を維持しつつ業績の拡大に取り組んでいます。さらに、国内外の拠点に導入したウェブカタログやウェブ受注システムにより、「設計時間・発注の手間を削減したい」という顧客の潜在ニーズに応えるため、ウェブ戦略を推進し競争力を強化しました。また、海外における拠点展開として、最適調達を目的とした現地生産・現地調達の取り組みを推進し、グローバル確実短納期体制の強化に努めました。こうした結果、自動車業界やスマートフォン関連を中心としたエレクトロニクス業界の需要増を取り込んだFA事業の好調と取り扱いメーカー数を拡大し顧客数が増加したVONA事業の成長が連結売上高全体の増加を牽引しました。
この結果、連結売上高は2,085億6千2百万円、前年同期比で346億5千8百万円(19.9%)の増収となりました。利益面につきましては、営業利益は237億5千9百万円、前年同期比47億6千9百万円(25.1%)の増益、経常利益は233億5千2百万円、前年同期比で41億8千3百万円(21.8%)の増益となりました。当期純利益は142億9千1百万円、前年同期比で26億1千3百万円(22.4%)の増益となり、過去最高利益を更新しました。
セグメントの名称売上高営業利益
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減比
(%)
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減比
(%)
FA事業82,37799,094+20.313,80616,815+21.8
金型部品事業56,30964,737+15.03,2884,279+30.1
VONA事業37,92148,248+27.22,4522,907+18.5
全社・消去・期ズレ△2,703△3,517-△559△242-
合計173,904208,562+19.918,98923,759+25.1

・報告セグメントの業績
当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
①FA事業
FA事業においては、主要顧客層である自動車業界やスマートフォン関連を中心としたエレクトロニクス業界の需要が堅調に推移しました。そのような状況下、国際市場においてミスミモデルを浸透させることによる顧客数の拡大などにより、売上高は990億9千4百万円となり、前年同期比では167億1千6百万円(20.3%)の増収となりました。営業利益は168億1千5百万円となり、前年同期比では30億8百万円(21.8%)の増益となりました。
②金型部品事業
金型部品事業は、主要顧客である自動車関連業界が堅調に推移したことにより、売上高は647億3千7百万円となり、前年同期比では84億2千8百万円(15.0%)の増収となりました。営業利益は42億7千9百万円となり、前年同期比では9億9千万円(30.1%)の増益となりました。

③VONA事業
VONA事業は、FA事業や金型部品事業で行っているミスミオリジナル商品の販売ではなく、他社ブランドの販売も含めた新たな流通事業として取り組んでいる事業です。非効率・高コストの流通プロセスを独自のモデルで変革し、強力な基幹システムとウェブで顧客の利便性を向上することにより、流通モデルの変革を起こすことを狙っております。取り扱いメーカー数を2013年4月時点の約300社から2015年3月時点で6倍以上の2,000社超まで拡大させ、生産間接資材分野で最大の品揃えを実現しました。これに伴い着実に顧客数を伸ばすことで、売上高は482億4千8百万円となり、前年同期比では103億2千7百万円(27.2%)の増収となりました。営業利益は29億7百万円となり、前年同期比では4億5千4百万円(18.5%)の増益となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ30億1千4百万円増加し、372億6千7百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、113億8百万円の収入となり、前年同期に比べ41億7千5百万円収入が減少いたしました。
営業活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、税金等調整前当期純利益が229億4千2百万円、減価償却費が54億2千5百万円、のれん償却額が16億7千3百万円、賞与引当金の減少額が13億9千9百万円、売上債権の増加額が68億4千1百万円、たな卸資産の増加額が40億4千4百万円、仕入債務の増加額が17億5千6百万円、法人税等の支払額が87億2千9百万円であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、74億4千9百万円の支出となり、前年同期に比べ116億5千1百万円支出が減少いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、有価証券の売却及び償還による収入が23億円、固定資産の取得による支出が84億8千7百万円、定期預金の預入による支出が244億3千9百万円、定期預金の払戻しによる収入が253億4千1百万円であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、34億5千3百万円の支出となり、前年同期に比べ112億4千9百万円支出が増加いたしました。財務活動によるキャッシュ・フローの主な内訳は、新株の発行による収入が7億6千5百万円、配当金の支払額が33億1千7百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02770] S10058FI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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